野村友紀チェロリサイタル vol.4

大変な状況の中でしたが、晴天に恵まれ野村友紀さんのチェロリサイタルを開催させていただきました。 コンサートは１年単位で開催の決定をすることが多く、来年にはきっと良い状況がと願いながら計画を立て進めておりますが、今回もいざ蓋を開けてみると開催までが危ういような難しい状況の中でのコンサートとなりました。野村さんと、無事にこの日が迎えられるように辿り着けるようにと、願いながらの本番までの道のりで、当日コンサート会場でお会いできた時には、もうこれで安心！という終演を迎えてもいないのに、ほっとした気持ちになってしまいました笑 素晴らしい活動を続ける野村さんのリサイタルということで、緊張感もありましたが、新聞社でのインタビュー同行や、プログラム構成、今回のリサイタルへのお気持ちなどを伺うほどに、音楽への真摯なお気持ちと静かな熱意、そして当日の演奏に、僕自身が大きな力を受け取ったように感じられます。会場にも多くのお客様がお運びくださいましたが、野村さんの言葉を“紡ぐ”ような音楽作り、ドイツご留学中に全身で感じらた空気感や、曲目の生まれる世界観など、音楽のテクニカルな要素を超えた、感じる音楽、伝える音楽、というイメージが全身に残るような時間になったことと思います。この先の野村さんの音楽がますます楽しみになりました。無事に開催できましたこと、心から嬉しく思っております。本当にありがとうございました！ ご共演いただきました百武様、武内様、今回主催の音楽企画ピアチェーレの皆様、そしてお運びくださった全てのお客様に、心より御礼申し上げます。

開催概要