2025.03.07
チェロとピアノの為の作品全曲演奏会
ベートーヴェン
ベートーヴェン|チェロとピアノの為の作品全曲演奏会 出演:練木繁夫 Klavier・花崎薫 violoncello プログラム① ・ヘンデルのオラトリオ「ユダス・マカベウス」から 『見よ、勇者の帰還を』の主題による12の変奏曲 ト長調 WoO 45 ・ソナタ 第4番 ハ長調 op.102-1 ・モーツァルトの「魔笛」から 『娘っ子でも女房でも』の主題による12の変奏曲 へ長調 op.66 ・ソナタ 第3番 イ長調 op.69 プログラム② ・モーツァルトの「魔笛」から 『恋を知る殿方には』の主題による7つの変奏曲 変ホ長調 WoO 46 ・ソナタ 第2番 ト短調 op.5-2 ・ソナタ 第1番 へ長調 op.5-1 ・ソナタ 第5番 二長調 op.102-2 3/7.8と2日間に渡り、チェリスト花崎薫さんとピアニスト練木繁夫さんによる「チェロとピアノの為の作品全曲演奏会」開催のお手伝いをさせていただきました。 ベートーヴェンという作曲家の作品に挑むとき、誰しもが何か覚悟のようなものを持つと聞いたことがありますが、まさに大樹のような偉大な作曲家の、さらにチェロとピアノのために書かれた作品を全てお二人で演奏するという壮大なプロジェクトとなりました。 言葉で音楽を表現することはとても難しいものですが、お二人のその空間には言葉は要らず、ただその音を全身で感じるということだけに集中できる、大変贅沢で素晴らしいコンサートとなりました。 終始そのアンサンブルには大きな信頼が支えになっていると感じられ、潔く気持ちの良いものであったこと、そしてホールと心に響く素晴らしい体験をさせていただき、本当にありがとうございました。 いつもお世話になっている花崎先生ですが、先生にとっても特別な演奏会であったことがよく伝わるような、シンプルな中に暖かさと音楽家の交流、さらに作曲家より継承されるシーンを垣間見るように思えるメールを見つけましたので、最後に記載させていただきます。 ご来場いただきました皆様と、お力添えいただきました関係者の皆様に心より御礼申し上げます。 「練木さんとは、愛知県立芸大を退官された、ピアノの加藤美緒子先生に紹介していただき、ベートーヴェンの3番のソナタを共演したのが最初でした。 その日リハーサルはすぐに終わってしまい、ソナタ全集の1番から音を出してみようと練木さんがおっしゃり、1番から順に弾いていき4番まで弾いたところで、アゴスティーニさんが到着し、呑みに出かけました。 その時のことが忘れられず、いつか全曲のコンサートを実現したいと思っておりました。 今回その夢が叶い嬉しい限りです。」
開催概要
電気文化会館ザ・コンサートホール