中村真帆ヴァイオリンリサイタル

中村真帆ヴァイオリンリサイタル 「じぶん」 2024.6.29 @HITOMIホール ヴァイオリニスト中村真帆さんのリサイタルを開催させていただきました。 予てより音楽やそのコンサートには、テーマやこだわりをしっかりと持って取り組むスタイルの中村さんですが、こうした表現者にとって当たり前とも言えるようなコンサートは、現代においてむしろ貴重なものでもあるように感じます。 音楽へ、そして中村さん自身の表現へと向き合ってくださる多くのお客様に囲まれ、大変有意義なリサイタルの時間となりました。 今回の企画へと向かう前に、中村さんとお話しした時のことは私自身にとっても印象的で、誤解のないようにお伝えするために、中村さん自身のお言葉より抜粋したいと思います。 「本リサイタルでは、社会の移り変わりやそれぞれの日々の変化の中で、いま、私が音楽や人とどう向き合うか、という想いを込めて、「じぶん」というテーマとなりました。「じぶん」には、真っ先に「自分(自身)」という言葉が思い浮かぶと思いますが、時期・頃合いを意味する「時分」や、全体の中での個の立ち位置などを意味する「自の分【ぶ】」などもあてられます。」 日々変化する気持ちの中、自身というフィルターを通して表現する作曲家の強い思い、そして作品の持つ力と、お客様ご自身の気持ちが共鳴できる瞬間を探すような特別なリサイタルとなったことと思います。これからもますますその世界観と思いを大切に、等身大の表現者の姿を見せ続けてほしいと願っております。ご出演いただきまして、誠にありがとうございました。

開催概要

出演アーティスト紹介

中村 真帆

maho nakamura