江崎南斗 ヴァイオリンリサイタル「恍惚」

今月のリレーコンサートは、秋を感じるブラームスのソナタをメインに、江崎南斗さんのヴァイオリンリサイタルを開催させていただきました。「恍惚」というタイトルの元、意欲的な選曲で内容がぎっしり詰まったものでした。演奏中の表現や表情と、MC中のサンリオがお好きというお言葉に少しギャップを感じるような一面も垣間見え、お客様にもお楽しみいただけたことと思います。 プログラムやテーマからの着想を得て、このためにお描きくださったというkanikoさんの作品とのコラボレーションも素晴らしく、江崎さんご自身のための作品ということへの嬉しいお気持ちが伝わる温かい時間となりました。 幼い頃より始めたヴァイオリンが“人生の一部”であると仰る江崎さん、等身大の表現力で演奏される姿は、まさにヴァイオリンと一体になっているように感じられました。大変緊張なさっていたご様子でしたが、リサイタルという限られた時間の中でご自身の魅力を伝える力を持った素晴らしいヴァイオリニストであることが、たくさんのお客様にもお感じいただけたことと思います。そしてご共演くださった伊藤さんにも、心より御礼申し上げます。 これからますますご活躍の幅を広げられることと思いますが、またご一緒させていただける機会を楽しみにしております。ありがとうございました。

開催概要