三井静・古田友哉 デュオリサイタル

恒例となってきましたチェリスト三井静さんと、ピアニスト古田友哉さんのデュオ公演を今年も（実は今年だけ２回目ですが笑）開催いたしました。僕にとっても2人の公演が近づくと「夏がきた！」と感じるほど、毎回新しい熱量と課題、そして異なる音楽表現を2人が日本に持ってきてくれているように感じます。 今回も前回に続き、豊田公演、名古屋公演、東京公演とツアー開催しましたが、曲目は同じでもホールの響きやコンディション、楽器の状態や、使用楽器（ピアノは持ち運びしませんので）により、毎回異なる音楽構成とバランス感覚が試され、回を追うごとに研ぎ澄まされているようにも思います。 お客様からも印象に残るお言葉をたくさん頂戴しまして、2人の音楽を求める力が大きくなっていることを感じました。中でも、「１音１音、心の奥に響いてきて深く心を動かしてされる、それがなぜかわからないが音楽に心があることを感じます」、という素敵なお言葉をくださった方がいらっしゃり、人間が生み出した“音楽”が人の心や感情そのものから生まれたものである、ということを改めて強く感じました。過去の作曲家の生き生きとした感情やその時代背景などを、現代の音楽家お二人がご自身の感情を乗せて表現するクラシック音楽の魅力を、これからもお伝えできる機会が増えることを願っております。 来年は、7/23豊田公演、7/27名古屋公演、7/30東京公演にて、それぞれ予定しております。ぜひ皆様のお運びを心よりお待ちしております。

開催概要

出演アーティスト紹介

古田 友哉

tomoya furuta