2023.12.19
リレーコンサート129
兼子竜太朗 ヴァイオリンリサイタル「ヴィルトゥオーゾ」
年内最後のリレーコンサートは、タイトルの通り堂々とした曲目と演奏を聴かせてくださった、兼子さんのヴァイオリンリサイタルを開催いたしました。 フランクのソナタと、ワックスマンのカルメン幻想曲を2曲、というシンプルな構成でしたが、ご年齢の印象とはかけ離れた演奏で、お客様にもご満足いただけたことと思います。 リレーコンサートは10年前より継続開催していますが、その中でいつも美術作品の展示を行いながらコンサートを開催しております。そのほとんどが絵画や写真、彫刻といった美術領域のものでしたが、今回は1700年代に作られたヴァイオリンの展示ということで、終演後も多くのお客様が楽器を間近でご鑑賞くださいました。楽器は演奏することのできる道具でありながら、細やかな手作業で綿密な工程のもと製作されるという点においても、美術品、芸術品としての価値も高いと言われています。ヴァイオリンが演奏される様子、そしてヴァイオリンを作品として鑑賞するという、充実したリサイタルの時間となりました。 2023年のリレーコンサートは全て終演を迎えましたが、新年以降も毎月継続しておりますので、ぜひお気軽に音楽と奏者のお人柄をお感じいただく時間としてお楽しみいただけたらと思います。 今回ご出演くださいました兼子さん、菊野さん、そして楽器をご提供くださったVIRTUOSO VIOLINS様とご対応いただきましたスタッフ北出さんに心より御礼申し上げます。ありがとうございました。