神尾玲 ヴァイオリンリサイタル「共鳴」

リレーコンサート125回目のリサイタルを開催しました。これまで毎月開催する中で、一番多いと言えるようなヴァイオリンリサイタルですが、ご一緒させていただきました神尾さんとは今回が初めてのコンサートとなりました。 リレーコンサートはリサイタルとしては少し短いものですが、毎回色濃く奏者の印象や熱量を感じるコンサートシリーズとして、僕自身もとても楽しみにしています。 コンサート中盤のMCコーナーでは、奏者の皆さんにインタビュー形式でお話を聞かせていただいていますが、音楽家の個性や表現を音楽から感じるコンサートという空間で、音楽家自身の生の言葉で、目に見えない音楽の中にある、そのお考えを聞くことができます。奏者にとっては少々恥ずかしい部分もありながらも、お客様にとって刺激的でより興味を持ちやすいシーンにもなっているようです。 今回はその中でリサイタルのタイトル「共鳴」についてのお話もあり、コンサートや音楽を通してお客様とも共感、共有したいという気持ち、そして音楽を出演者とも共鳴させたいというようなお話もあり、客席の皆様と一緒に音楽を奏でるような特別な空間となったように感じました。 それぞれの音楽にはもちろん個性がありますが、こうしたお考えをお1人ずつ聴けるリレーコンサートを通して、また僕自身も新しい刺激とその音楽家の新しい一面も見たい、という気持ちになります。コラボレーションの佐藤さん、そしてご共演の日高さん（来月リレーコンサートメイン奏者です）にも、心より御礼申し上げます。 暑い暑い季節、皆様もご自愛ください。

開催概要